樅の木の内装材のはなし〜なぜ樅の木が良いのか?〜

樅の木は柔らかい
 日本人のように素足で生活をする民族は、世界的に見てとても珍しく、住宅の床材選びは、素足に触れるためとても重要です。
 柔らかい性質を持つ「樅の木」を使用することで、転んでもケガをしにくくなったり、足首やひざ、腰などにも負担がかかりにくくなります。
 
音を吸収してくれる
 音の波長は、長いものと短いものとがありますが、樅の木の表面は凸凹しているため音波を乱反射、吸収してくれます。さらに必要以上の反響もなく、うるさくありません。

光にも効果がある
 太陽の光はとても眩しく感じます。それは、可視光線、紫外線、赤外線などあらゆる波長の光が降り注いでいるからです。 紫外線には室内の菌類の陽性化を防ぐ役目(殺菌効果)がありますが、ご存じのように浴びすぎるととても危険です。
 無塗装の樅の木の床や壁、天井は40%程度の光を吸収してくれるのでストレスを感じません。
 
樅の木は化学物質を吸着
 吸着する物質はたくさんありますが、樅の木をはじめフィトンチッドを放出する木や草は、化学物質と結合して化学変化(変質)させます。
 樅の木や杉などの針葉樹は、代表的な化学物質(ホルムアルデヒド)の分解能力が特に高いと言われています。

高断熱で冷暖房費を節約
 ダンボールのように空気層のある物質は熱を伝えづらい性質があります。木材には1mm平方の中に1000〜2000個の細胞があります。例えて言えば、5mくらいの厚みのダンボールを1mmの厚みにしたようなものです。その細胞のひとつひとつが蓄熱・断熱層として機能し熱を伝えづらする為、冷暖房費の節約になりエコなのです。
 また、暑いとあったかい、寒いと涼しいの差は何でしょう?それは快適性。温度だけでなく、湿度が大きく影響します。(快適湿度は50〜65%)樅の木は調湿性が高く、空気中にある大量の水分を吸収・排出してくれます。イヤな冬場の結露対策にも効果絶大です。
 

タバコや食べ物の臭いが消える
 タバコ、食べ物の腐敗臭、汗をかいた運動靴の臭いなど、臭いの成分の正体はアミン酸です。このアミン酸とフィトンチッドが結合するとアミノ酸に変化することが証明されています。となりでタバコを吸っても洋服や髪の毛が臭くなりません。
 
害虫が寄り付かない
 フィトンチッドには、ゴキブリなどの害虫やカビを寄せ付けない性質(忌避作用)があります。樅の木は、空気中の湿度を吸収・排出する際、細胞の膨張・収縮を繰り返し、その度ごとにフィトンチッドを放出するのです。樅の木の部屋にはイヤなゴキブリが寄りつきません!

 
快適な環境はダニ、カビも寄せ付けない
 カビ発生は、住宅内の結露が原因と言われています。水分のたまった壁にはカビが発生し黒くなり、カビを食料とするダニを増殖させてしまいます。結露のない空間にはカビは発生しません!
 また湿度が低すぎる冬(30%以下)になると細菌類が繁殖してインフルエンザなどの原因になります。逆にクーラーで過ごす夏でも夏風邪の原因の一つになります。50〜65%の湿度を維持する樅の木は内装材に最適です!!

【関連リンク】 FOREST BANK  有限会社マルサ工業
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